死の形

2005年3月5日 TV
明日は、最近お会いするようになった中居ファンの人たちと会うことになっている。
直江先生の命日が近づいてきたので、「偲ぶ会」という趣旨で。

ロケ地にも行ってみようということになっているので、予習(いや復習か?)を兼ねて、6話を見ていた。

「白い影」も「砂の器」も、基本的には1話から通して見ないと気がすまないのだけれど、6話はもう全編大好きで、時間がないときはこれだけ見ることもある。

今日見ていて、なんだかいつもにも増してグッときた場面があった。

ひとつは、直江先生の部屋で、先生と七瀬先生がレントゲンや資料を前に話しているシーン。

一緒に長野に戻ろうという七瀬先生の言葉に、「残された時間を納得して過ごしたいんです。先生の教え子として、最後まで医者でありたいんです」と言う先生。

もうひとつは、痰を詰まらせた石倉さんの処置の後の、ナースセンターでの直江先生と小橋先生の場面。

「ひとつの命のためにどれだけの手が尽くされたかを知ることで、本人も残される家族もようやく納得することができるんです。そんな最後を迎えさせてあげたい」と話す直江先生。
「そんなものがあるんでしょうか」と問う小橋先生に、「そこに導くのも医者の仕事ではないでしょうか」と答える先生。

なぜこの2つのシーンだったのか?
それはたぶん昨日の金スマ、「涙そうそう」からだと思う。

私は正直このシリーズが苦手だ。
周りで肉親を亡くした人に声をかけるのさえ苦手なのだから、感想など言いようもなくて。

そして、本当に不謹慎なのだけれど、この企画の時の中居くんは、いつも異常なくらい美しいと思う。研ぎ澄まされたような美しさというか…。

で、それはこのシーンの直江先生の美しさと同じだと思ったんだ。
自分の死を、そして石倉さんの死を見つめ、その形を整えようとする先生の哀しいまでの美しさと。

中居くんの中にも、まだ直江先生が残っているのかな。
いや、残っていてほしいな、と心から思う。

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