死に方の問題

2005年3月14日 TV
直江先生5回忌のメッセージを載せてくださる「白い影」のファンサイトがある。
そこに書き込む先生への言葉を考えていたら、それだけで泣けてきてしまった。

先生の姿を見ているときはもちろんだけど、こうやって先生のことを考えているとき、私は本当に先生が好きだ、って思う。

いかりや長介さんの1周忌の法要と偲ぶ会があったという。

亡くなる何ヶ月か前のドラマに出演していたいかりやさんは、あまりにも声が出ていなくて、お体が悪いのかな、と思っていたので、訃報を聞いたときは、やっぱり、と思った。

あのときは、ワイドショーで、葬儀の様子を流していた。
いかりやさんの出演したドラマの映像とともに、参列したタレントさんたちが映った。

私の記憶にあるのは「GOOD LUCK」の木村くん。
中居くんは?「白い影」は?と思いながら見ていた。

その後、中居くんが別の形で弔問していたようなことを聞いた。
そして、いかりやさんが、「直江先生に診てもらえばよかったな」ということをおっしゃっていたということも。

いかりやさんは、石倉さんと同じ、癌で亡くなった。
いかりやさんにとっても、直江先生は心に残る存在だったんだろう。

「これは生き方ではなく、死に方の問題だからです。
石倉さんが、自らの死を感じたとき、自分の命のためにどれだけの手が尽くされたかを知ることが大事なんです。
そこで初めて、人は死を納得しようとするんです」

先生。死に対して、手を尽くされる側でなく、最後まで手を尽くす者として生きた先生。
先生も、そうやって自分の死を納得しようとしたんだね。

「春になったら、たんぽぽの土手で、思いっきり吹きてぇな」

「石倉さんを連れて行ってあげたいです。たんぽぽの咲く土手に」
「そうだな。行けるといいな」

いかりやさんも、石倉さんも、そして先生も、春を見ないで逝ってしまった。

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