被爆ピアノ

2010年2月6日 TV
今日は地元で開かれた「被爆ピアノに翼を」と題したコンサートへ行った。

広島の被爆ピアノについては、ついこの間、第五福竜丸展示館で演奏会が開かれたというニュースをテレビでも見たばかり。また、新聞などでも何度か取り上げられている。

被爆ピアノの修復に取り組んでいる調律師の矢川さんは現在4台の被爆ピアノを所有しているそうだ。

今日演奏に使われたのは、上記の演奏会と同じドイツ製のもの。和子さんというご高齢の方から去年寄贈されたそうで、もうこれ以上被爆ピアノが発掘されるとは思えないので、おそらく最後の被爆ピアノになるだろうとのお話だった。

爆心地から2.6キロの地点で被爆したピアノの鍵盤のふたにはガラス片が突き刺さった跡が無数に残っていて、爆風のすさまじさがわかるという。

やはり広島出身だという女性ピアニストと、平和コンサートなどで演奏活動などをされているソプラノ歌手による演奏。

私には残念ながらピアノによる音色の違いなど難しいことはわからないけれども、こうして65年という長い長い時を経て、もういちど音を奏でることができたことをピアノ自身がいちばん喜んでいるように感じた。

そしてまた、どうしてもピアノの音を聴けば、ピアノの上を滑るように動く指の動きを見ていれば、やはり彼の人を思い出さずにはいられない私なのであった^^;。

矢川さんは今年9月、同時多発テロ慰霊と平和への祈りをこめて、ニューヨークで被爆ピアノコンサートを開く予定だそうだ。

http://www.peace-hiroshima.org/index.html

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