湖畔幻想

2011年10月6日 TV コメント (2)

怪しい噂の集まる図書館。

なぜか私はこのタイトルを「怪しい本の集まる図書館」だと思い込んでいて、この前のサムガで中居くんが「怪しい噂の…」と言ったときに、「タイトル間違ってない？」と思ってしまったのだった。

レギュラー化にあたって、ゲストが中居くんと一緒に答える形式になったんだ。とは言っても今回はピン子さんがほとんどひとりで決めてたけど。

カミスンに続いて、脱帽でスーツの中居くんが見られるのがいい…くらい＾＾；で、特にツボもなかったかな。

来週のゲストはピーコさんだから、もっと面白いやりとりを期待しよう。

渡辺淳一さんの「湖畔幻想」を図書館で借りた。

日本全国から選んだ２０の湖についてのフォトエッセイ集で、支笏湖がいちばん最初に書かれているところに、渡辺さんの強い思い入れが感じられる。

湖面に浮かぶボートにはひとつの人影。そして、あの心中事件のこと。

「このときから、わたしはいつも支笏湖で命を絶つことを考え続けてきた。
あの湖は怖い。あんな冷たい湖心で、永久に眠り続けるのは酷である。
だがどうせ死ぬなら、あの清冽な湖で、なんのあとかたもなく消えるのも、好ましいかもしれない。
のちにわたしは『無影燈』という小説を書いたが、その主人公は、最後に愛する人を置いて一人、この支笏湖で命を絶っている。」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　渡辺淳一　「湖畔幻想」より

いちばん最後の湖は阿寒湖。これを機会に前々から読んでみたかった「阿寒に果つ」を借りてみようと思う。