紅白とSMAP

2014年1月26日 TV
去年の暮れ、新聞の書評に載っていた「紅白歌合戦と日本人」(太田省一著)という本を図書館に予約していたのがようやく届いた。

司会のこととか大トリの花のこととかが少しは出てくるかなと思って借りたのだけど、思いのほか中居くんのこともSMAPのこともいろいろと書かれていた。

初めて司会をしたころのこと。中村中さんが出場したときの母親からの手紙についてのやりとり。茂木健一郎さんがスタッフから聞いたこととして例のエピソードについて注記されていたのが嬉しい。

SMAPというコミュニティというくだりでは、吾郎ちゃん復帰のスマスマのこと。「夜空ノムコウ」と「BEST FRIEND」の持つ意味合い。ここの注記には5人旅で中居くんが泣いたことも書いてあったりして(笑)。

SMAP自身がコミュニティーであり、そうしたコミュニティが存在すること自体が私たちに「希望」を与えてくれる…うん、うん、そのとおり^^。

そして2011年の紅白。「notAlone」とオリスマを大トリで歌ったSMAPには「日本というコミュニティ」を再生する役割を担っていた、と。

鶴瓶さんと司会をしたときの紅白はいろんな意味でエポックメイキングだったようだ。大トリのあとに「世界に一つだけの花」を全員で歌ったのは、東京オリンピックの前年に「東京五輪音頭」が歌われて以来だったとのこと。

全体としては紅白の歴史にとどまらず、日本の歌謡曲史といった感じで、戦後から現在までのヒット曲の歌詞や歌手についての考察は、今までそんなに深く考えたこともなかったから、なかなか興味深くて面白かった。

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